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チラシデザイン制作の料金相場と内訳を解説!用途や効果、安くするコツまで【2023年最新版】

ディレクターブログチラシリーフレット
投稿日:2023.07.18
更新日:2024.11.15
チラシデザイン制作の料金相場と内訳を解説!用途や効果、安くするコツまで チラシデザイン制作の料金相場と内訳を解説!用途や効果、安くするコツまで

*この記事は5分で読めます。

「チラシ制作ってどれくらい費用かかるの?」

「WEB広告の方がすぐできそうだけど、チラシって効果的?」

チラシ広告に興味があるけれど、こんな疑問を感じる人は多いです。
普段スマートフォンやパソコンを見ていると、WEB上の画像や動画の広告がすっかり主流に感じられますが、紙のチラシは今でも重要な手法の一つです。
ご自宅のポストにも、いつも何かのチラシが届いていませんか?

チラシの広告やポスティング

店舗や新商品の告知に、チラシは有効な広告手段です。
地域、建物で絞ったり、お店の来客や会員向け、新聞の購読者など、ターゲットを絞って訴求することができ、また印刷物の中では比較的割安です。
「認知」目的として、現在主流のWEB広告がある一方で、チラシも無視できないマーケティング手法です。WEBよりも効果的な場面やデザイン表現が伝えられることもあります。

電通の公表した「日本の広告費」によると、インターネット広告が43.5%と半分近くも占めることは実感しやすい部分ですが、一方でチラシの主戦場である折込とDMは合計8.5%と、そこそこの割合です。また新型コロナの影響下でポスティングやDMの需要増加が示されています。
出典:「2022年 日本の広告費」株式会社電通

この記事では、チラシ制作の費用相場とともに、チラシの用途や効果、依頼する時のコツまで、まとめて解説します。

チラシデザインの料金相場と見積事例

チラシのデザイン料金相場は、印刷費を除き5~12万円ほどが多く見られます。
一般的なA4サイズの片面でこれくらいの費用で、新聞の折込に使われるB3サイズで両面になると15万円~といったように、サイズや面によって金額に幅があります。

チラシのサイズと用途は、以下のように分けると理解しやすいです。

チラシの用途

チラシのサイズ
  • B5サイズ(182×257mm)やA5サイズ(148×210mm)以下
    ポスティングや店頭チラシ、DMに使われ、コンパクトで折らずにポストに投函できるサイズです。
    DMにおいては更に小さな、はがきサイズ(100×148mm)のこともありますが、その場合はチラシよりも、はがき・カードデザインの費用相場を参考にしてください。
  • A4サイズ(210×297mm)
    ポスティングや店舗での配布、DMにもよく使われるサイズです。コピー用紙などで最も身近なサイズで、人が手に取っての見やすさと情報掲載量のバランスがよく、一般的によく使われます。
  • B4サイズ(257×364mm)
    新聞の折込チラシによく使われるサイズです。2つ折りにするとB5サイズ(182×257mm)になることから、コンパクトに手元に届けられつつ、画像や写真を大きく見せたり情報量を多くできるサイズと言えます。
  • A3サイズ(297×420mm)やB3サイズ(364×515mm)
    かなり大きなサイズで、新聞の折込チラシなど、2つ折りにしつつ多くの情報を掲載したい場合に使われます。
    A3は、よく使われるA4サイズのちょうど2倍ですので、2つ折りにすることでちょうどA4になります。
    B3は、電車の中づりポスターと同じサイズでもあります。

料金の事例

チラシ制作の費用のパターンを、実際の見積の形式でご紹介します。

■ A4チラシ片面フルカラー、1000部

使用するロゴや画像素材あり、イラスト制作不要、キャッチコピーなど文章確定済み

デザイン制作費 40,000円
企画・ディレクション費 10,000円
版下作成費 3,000円
印刷費
A4片面、フルカラー
10,000円
合計 63,000円

■ A4チラシ両面フルカラー、1000部

使用するロゴや画像素材あり、イラスト制作不要、キャッチコピーなど文章確定済み

デザイン制作費 80,000円
企画・ディレクション費 15,000円
版下作成費 6,000円
印刷費
A4両面、フルカラー
15,000円
合計 116,000円

■ B4チラシ両面フルカラー、300部

ロゴ制作含む、文章全般の編集を要する、使用する画像素材あり、イラスト制作不要

デザイン制作費 140,000円
企画・ディレクション費
一部の文章ライティング・編集を含む
50,000円
ロゴ制作費 80,000円
版下作成費 14,000円
印刷費
B4両面、フルカラー
10,000円
合計 294,000円

このようにチラシのサイズやデザインの印刷面、依頼内容によって費用に差が出ます。

チラシデザイン制作の料金内訳

チラシ制作料金の内訳は一般的にこれら5つの項目があります。

  1. 企画・ディレクション費
  2. デザイン制作費
  3. ロゴ制作費
  4. 版下作成費
  5. 印刷費

企画・ディレクション費

チラシのデザイン制作全般を通しての企画や進行にかかる費用で、相場は1~6万円ほどですが、企画費、プランニング費、ディレクション費(クリエイティブディレクション費、アートディレクション費)など会社によって名称や捉え方が変わることがあります。一般にディレクション費は制作費全体の10~30%ほどとも言われます。
また文章執筆や編集を要する箇所が増えることで、ライティング費や編集費用が上乗せされる等、未確定内容が多いほどに増える傾向にあります。
そのため、この費用を低く抑えたい場合には、あらかじめ用意できるものを整理して、依頼先に提供することが大切です。

デザイン制作費

チラシデザイン制作
Designed by Freepik

チラシのデザインそのものの制作費用がこちらです。相場はサイズや印刷面によって変りますが、最もスタンダードなA4片面を例に挙げる5~10万円に収まることが多いです。
この金額は、イラスト制作や高度な画像制作(CGなど)によって増えることがあります。

なおチラシに掲載する商品やサービスのロゴが決まっていない場合は、ロゴ制作によって費用が増えますので、ロゴ制作費について次項で説明します。

ロゴ制作費

チラシに載せるロゴ自体が決まっていない場合、もしくは商品やサービス名は決まっているがロゴのデザインは作っていない場合に、この項目が入ります。
ブランディングにおいて非常に重要な項目のため、かかる費用は一概に言えませんが、これだけで10万円~もしくはその市場や影響範囲によって更に大きな金額がかかることが一般的ですので、用意が無い場合は注意しておきましょう。

気になる方はこちらの記事をご覧ください。

版下作成費

版下作成費とは、デザインを印刷するにあたり、印刷所へ入稿する形式でデータを作成する費用となります。
入稿用データは一般的にアドビ社のイラストレーターで作成し、トンボや塗り足し、アウトライン化といった処理が必要になります。
また印刷会社によってフォーマットを指定している場合があります。
費用は入稿データ数から計算されるなどして、印刷物1つあたり数千円であったり、デザイン制作費に含められていることもあります。

印刷費

印刷会社、用紙、部数などによって大きく異なりますが、チラシにおいてはパンフレットやポスターよりも安価な紙素材で済ます場合が多く、またサイズからしても、比較的安く済む傾向にあります。
仮にA4サイズで100~1000部を印刷する場合、1部あたり5~10円ほどで済むことが多いでしょう。
しかし、紙質にこだわるもしくは商材の『色』にこだわりがある場合は、ネット印刷に依頼するのではなく、色校正(色見本)などを見ることができる印刷会社に依頼しましょう。

なお他の媒体については、これら別の記事にまとめていますのでぜひご覧ください。

チラシ制作の依頼時のポイント

チラシやパンフレットデザインのバリエーション

チラシの有効性は、他の広告やマーケティング手法と同じく、何を目的に、どのようなターゲットに訴求したいかによって変ります。
チラシという媒体は、コンパクトに届けられる、紙という特性からターゲットの興味によっては手元に残る可能性が上がり「認知度UP」に効果的、また何よりも、エリアや個人情報に基づいて狙ったターゲットに訴求しやすいという特長があります。
このチラシならではの特性を意識した上で、今とるべき方法はチラシなのか、またそのターゲットへのリーチ方法はDMなのかポスティングなのか、店頭配布なのか、といった点を検討しながら、チラシに期待する効果を明確にしておくと依頼から実施までがスムーズになります。
それによって、掲載内容を決めやすく、また配布方法も定まることで、依頼時に余計な費用の発生を抑えられるでしょう。

ポイント別に、下記のような点を気にしておくことをお勧めします。

  • 広告の目的・期待する効果
  • 届けたいターゲット(エリア・年齢・性別・会員など)
  • 決まっていること、決まっていないので依頼したいことの明確な切り分け
  • テキストやロゴ、画像など必要な素材を準備

チラシデザイン制作事例

デザイン会社での事例として、弊社の制作実績をいくつかご紹介します。

まとめ

チラシのデザイン制作の料金相場や内訳、事例に加えて、チラシの用途や効果についても解説しました。

WEB広告が増え続けていますが、人が地域に根ざして生活し、家に住み、人それぞれのライフスタイルがある限り、チラシが有効な場面は無くならないでしょう。
デジタルでは画面を閉じたり、意識して保存などをしなければ消えてなくなってしまいますが、紙の広告は残るのです。これはシンプルですが最大の特長です。
また、コンパクトで軽いことで、店頭でもポスティングでも配布することができ、また受け取る人への負担も少ない割に、記憶に残りやすいと言えます。

このように、チラシだけではなく、デジタルよりも有効な場面がある広告媒体はまだまだあります。
組み合わせて使うことで、より効果的なマーケティングを実施しましょう。
ぜひお気軽にご相談ください。

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