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デザイン依頼先・デザイン会社の選び方

ディレクターブログWEBデザイン商品デザイン
投稿日:2023.06.12
更新日:2023.07.29
デザイン依頼先の選び方 デザイン依頼先の選び方

*この記事は5分で読めます。

「デザインを外部に依頼したいのだけど、何を基準に選べば良いかわからない」

「予算を立てて依頼するからには、良い仕事をしてもらいたい」

「信頼できる取引先か不安」

デザインを依頼するにあたり、こんな悩みや疑問を抱くことはありませんか?

私たちタイタン・アートは、WEBサイトやパンフレット、ポスター、商品パッケージのデザイン、ブランディングなど、幅広いデザインニーズに対応しています。
豊富な経験とスキルを持つデザイナーが在籍しており、お客様のご要望に応じたデザインをご提案できる体制を整えています。
だからこそ、お客さまが求めているデザインと、それに適した依頼先の選び方もわかります。
「デザインを依頼することになったものの、どうすればいいかわからない」という方、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!

"良いデザイン"の依頼先は?

どんなデザイン会社に依頼をするべきか。
当たり前ですが、"良いデザイン"を作れる会社やデザイナーに依頼すべきです。
では"良いデザイン"とは一体、何でしょうか?

デザインは本来、"設計"という広い意味を持つ言葉ですが、ここではやや狭義で、製品やWEBサイト、チラシ、ポスターなどの見た目とインターフェースについて取り上げます。

デザインと目的

デザインは表現であると同時に、目的達成の"手段"です。

AppleのiPhoneは、要らない機能を極限まで削ぎ落とすデザインで、多くのユーザーを魅了しました。
ユニクロのロゴデザインは、極めてシンプルですが、その字体や色とバランスは、多くの人に受け入れられるおしゃれさ、親しみやすさが込められているように感じられます。
また少し違う例では、道路標識や看板で、赤い「止まれ」は危険を注意喚起し、緑の「非常口」は炎の赤の中で視認しやすい色、かつ一目で逃げ口とわかるマークです。

デザイン事例_iPhone_ユニクロ_標識_止まれ_非常口

このようにデザインには、目的達成に向けて"人の心を動かす"ことが期待されます。

しかし、人によって好み、ライフスタイル、主義や主張が異なるので、どこの誰の心を動かしたいかによって、適したデザインも変わることになり、それをうまく作れるのが"良いデザイン会社"です。

人の心を動かすデザイン

ここで強調したいのは、どんなに見る人の心を動かせても、目的に合わなければ成果が出ないし、目的に沿ったつもりでも、心が動かなければ何も起きないということです。

企業・組織にとって、事業や活動の「ブランド」「サービス」「商品」「マーケティング」「広告」「情報発信」…すべてにおいて、デザインが大事な役割を果たしています。そのため、良い仕事ができるパートナー選びが、とても重要になってきます。

どのような基準で依頼先を選べば、目的に合ったデザインが出来るのでしょうか。
この記事では、良いデザイン依頼先を選ぶ方法やコツを、3つに絞って解説します!

Point1. 目的に合ったデザインが作れる

デザインを通じて達成したい目的を明確にして、それに合った依頼先、デザイン会社を見つけることが大事です。
制作物が明確であれば、その制作物は何を目的に作るのか。また制作物が明確でない場合も、最終的に何を達成したいのかをしっかり認識しておけば、依頼先を選ぶ確かな基準になります。
依頼先への要望の基本軸として、下記の①②③の順で書き出すなどして整理しておくと良いです。

①デザインの目的
②デザインの媒体・範囲
③デザインのテーマ・テイスト

①の例は、例えば商品やサービスの売上増や長期的ブランディング、もしくは具体的な発売日やイベント開催日が決まっていて、その告知による認知や集客を目的にすることもあります。他にも、資料請求数や問い合わせ数を増やしたいということもあるでしょう。
こういった目的や具体的な目標値などは、あまり明確に決められていないことも多いですから、その場合は大まかな方向性を伝えて、その目標設計から手伝えるプロを選ぶと良いでしょう。

タイタン・アート_グラフィックデザイン・パンフレット・事例

②と③の判断材料は、依頼先の制作実績を見るのが良いです。
②の媒体や範囲は、例えばWEBサイトか、パンフレットなのか、ポスターやチラシか、商品デザインとそれら一式まとめて、といったことです。より効果的な媒体や手段があるケースもよくありますが、まずは必須の依頼範囲を決めておき、相談しましょう。

タイタン・アート_グラフィックデザイン・パンフレット・事例

また③のテーマ・テイストは、上記の媒体ジャンルとも関係しますが、例えばおトク感を派手に出して目立たせたいのか、それとも高級感・ラグジュアリーさを演出したいのか、女性向けの化粧品のように洗練された美的感覚が要るのか、ゲームやアニメのようにビジュアル面とキャラクター性や世界観を大事にするのか、それともシンプル・ミニマルにまとめたいのか、といったことです。
依頼先の制作実績から、自分の依頼する②や③に近い実績があるか、得意としているかを調べてみてください。

弊社もWORKSページに過去の制作実績を掲載しています。

Point2. 予算と納期に対応できる

デザインを依頼する際、予算と納期を明確に伝えておきましょう。依頼先によって、その範囲でできることにかなりの差が生じる場合もあります。
予算が2〜3万円変わるだけで一気に制作物のクオリティが上がることもありますし、また撮影の有無といった条件や依頼先の制作フローによっては、その差が生じにくい場合もあります。追加費用や修正費用についても事前に確認することで、後々のトラブルを回避できるでしょう。
また納期によっても、自ずとできることが制限され、その中で最善の提案が依頼先によって変ってくるはずです。

予算について

低予算でもできないとは限りませんので、予算が絞られている際は伝えましょう。
低予算でも満足できるクオリティが上がることもあります。それは制作フローや仕組みの低コスト化(例えば完全オリジナルではなくデザインパターン利用、制作フローの一部カットなど)によって実現できることもありますし、依頼先の体制によってはできないこともあります。この対応差は、デザイン制作会社ごとの特徴になってくるでしょう。
また高い予算が確保できる場合も、そのアウトプットに対する評価と納得が出来るように、Point1の目的と絡めて基準を決めておくことをお勧めします。

納期について

予算と同じく納期によっても、できることの選択肢が変わることで、可否やクオリティの差異が生じます。
例えば短納期であれば、撮影をせずに手持ちの素材にする、文字の原稿も既存のものに手を加えるといった制作フローで可能なことがありますし、初めて依頼する場合と継続依頼ではその対応スピードに大きな差が生じるでしょう。 また依頼主側でも、意思決定のフローを効率的にしておくこと(例えば社内で多数決にせず、責任者と決定日を決めておくなど)により、依頼先と協力して納期を短くおさえることができます。

デザインのジャンルごとの費用の相場、依頼時のポイントは、これらの記事で解説していますので、依頼する内容にあわせて参考にしてください。

Point3. コミュニケーションしやすい

依頼先とのコミュニケーションは、クオリティの高いデザインを実現するために非常に重要です。
良好なコミュニケーションができなければ、ここまで揚げたデザインの目的、予算や納期といった条件をおさえても、期待の成果を出すのが難しくなります。
例えば、過去の実績や技術力は良さそうでも1回1回のレスポンスが悪い、遅いといった依頼先の場合、依頼主側の細かい希望が反映しきれず、結果として満足のいく成果物にならない場合があります。それは依頼先の体制とのミスマッチ(例えば、制作するフローを変えにくい組織体制、そもそも柔軟にできない制作物のジャンルなど)が起きていると考えられます。

地域密着型や業界に特化した制作会社が、良い成果を生むのはこのようなケースです。
地域の市場や顧客、ローカルな事情を理解していることで、すべてを事細かに伝えなくても、依頼のバックグラウンドを理解し、期待を上回る提案や思いつきもしなかったアイデアが得られることがあります。
また近場の利点で、対面打合せを複数名で実施しやすい、フットワークが軽いといったメリットがあります。

こういったコミュニケーション上の利点は、初回の依頼だけでなく、継続する時こそ重要性が増します
継続的な取り引きでスムーズに事が運ばないことは、担当者にとって多大なストレスであり、また実際に業務上の無駄なコストが生じます。
うまく意思疎通がとれる関係でこそ、良い成果が生まれるということを意識しましょう。

まとめ

デザインの依頼先選びは、ブランディングやマーケティング戦略に大きく影響する重要なプロセスです。
この記事を通して、デザイン会社の選び方や依頼のコツについてお伝えしましたが、最終的には自社のニーズに合った信頼できるパートナーを見つけることが大切です。
長期的には複数の依頼先を確保しつつ、その成果と対応を比較することが意味をなします。大変、根気が要ることです。

まずは1社に相談することで、依頼のコツが掴めて、比較ができるようにもなります。
答えが出ない場合も、そこから相談することで先に進めることがあります。
弊社もまずはご相談からお受けしていますので、何も決まっていないところからでも、気軽にお声かけください。

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