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AIとともにつくる、これからのデザイン制作

デザイナーブログWEBデザインWEBバナーパッケージカタログ撮影
投稿日:2025.07.08
更新日:2025.07.08

AIとともにつくる、これからのデザイン制作の画像| 大阪・東京のデザイン会社 タイタン・アート | ブランディング・WEB・パッケージデザイン・パンフレット・カタログ制作最近、生成AIの進化が話題になることが増えてきました。デザイン制作の現場でも、AIは確実に新しい役割を持ち始めています。

「AIが仕事を奪うのでは?」といった極端な見方もありますが、実際に現場で体感しているのは、「AI×人の創造力」が噛み合ったときの制作スピードと柔軟性の向上です。

私自身も、ここ1年ほど積極的にAIを導入・検証しており、実務レベルでどこまで活かせるかを常に探っています。

今回は、制作事例を交えながら、AIと人の関係性の変化、そしてこれからのデザイナー像について少し考えてみたいと思います。

Case 01:車のキービジュアル制作におけるAIの導入

以前、クライアントから提供された車の写真をもとにキービジュアルを制作する案件がありました。


これまでは、写真の構図にマッチするストックフォトを探すことに最も時間を取られていました。
背景に違和感があると、ビジュアル全体の説得力が損なわれてしまうため、ここは慎重に選定する必要があったのです。

AIとともにつくる、これからのデザイン制作の画像| 大阪・東京のデザイン会社 タイタン・アート | ブランディング・WEB・パッケージデザイン・パンフレット・カタログ制作

しかし、画像生成AIの精度が向上したことで、参照画像に合わせた背景の生成が可能になりました。
特にパースやライティングの一貫性が出しやすく、ストック探しに費やしていた時間を大幅にカットできるように。

※今回はAdobe Fireflyを使用しています。

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とはいえ、
AIが生成した背景に写っている車は、元の写真と似てはいるものの、
細部のディテールが完全には再現されていないため、そのまま使うわけにはいきません。
最終的には
Photoshopで実写の車を合成し、色味や光の方向などを微調整する必要があります。
ただ、その調整も
以前に比べれば最小限で済むようになりました。

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AIがベースを整え、人が“らしさ”や説得力を付加する。
今のところ、この6〜8割AI+残りを人が仕上げる体制が最も効率的で、品質とのバランスも取れているように感じます。

Case 02:特殊な撮影案件の「撮影ラフ」にもAIが活躍

もう一つの例として、特殊なシチュエーションでの撮影案件があります。
たとえば「水中で商品が宙に浮かんでいる」といった撮影では、カメラアングルやライティングのイメージを言葉だけで伝えるのが難しいこともあります。

AIとともにつくる、これからのデザイン制作の画像| 大阪・東京のデザイン会社 タイタン・アート | ブランディング・WEB・パッケージデザイン・パンフレット・カタログ制作

そんなとき、画像生成AIを使って撮影ラフのビジュアルをつくることで、イメージ共有がとてもスムーズになります。
スタッフ間の認識を早い段階でそろえることで、撮影準備や実施そのものの精度も上がります。

AIとともに歩む「これからのデザイナー」

AIの進化により、ビジュアル制作はより柔軟でスピーディになってきました。しかし、AIにすべてを任せることが正解ではありません。

むしろ、AIの得意な部分(スピード、論理的処理、大量生成)と、
人の得意な部分(感性、空気感、ブランド理解)をうまく掛け合わせていくことが、これからの制作には欠かせないと感じます。

「AIに使われる」ではなく、「AIを活かす」──
そんなスタンスで、これからのデザイナーの在り方も、より柔軟に変化していくのではないでしょうか。


デザインについてご相談がありましたらお気軽にご連絡ください!

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